素敵水平黄色仕様の一点に、黒いシミが横たわる。
時の流れは早いもので、気がつけば不惑になっている。
四十にして迷わずなんて誰か吐いた言葉か?
迷いまくって踊りまくって転げまくってる。
でもそれが決して嫌に感じられらいのは、諦観か楽観か傍観か−。
ブログらなかった1年ちょっと、それなりに我が家にも変化があったりもした。
良かれ悪しかれ日々のこと、シミジミと振り返ればそこに横たわるのは、諦観か楽観か傍観か−。
半年ほど前、我が家の風呂が大きく様変わりした。
俺とほぼ同じ歳の我が家。あちこちにボロは出るもので、その中でも湿気を多く含む風呂場ってのは痛みが酷いのは必定。これまで良く頑張ってくれたと思う。砕けたタイルを見るにあたり、傷ついた戦士のように感じられもした。冬になると天井から落ちてくる必殺の水滴爆弾も懐かしい。
親が改装決めた背景には、きっと迷いまくって踊りまくって転げまくった姿があった筈。
皺の少ない脳裏の片隅に、ヒビの入った浴槽という名の戦士の姿が刻まれる。
2週間の日々を費やし出来た新しき風呂場は、何やらポップに橙(だいだい)と黄色で埋め尽くされていた。浴槽だって今までのように箱型ではなく、脚も伸ばせて横たわれる素敵水平黄色仕様。
傷だらけの戦士は、こうして陽気なポップンベイベーに生まれ変わった。
素敵水平黄色仕様の一点に、黒いシミが横たわる。
いつものように俺は風呂場で醜い裸体を晒し、鼻歌交じりに素敵水平黄色仕様に身体を横たえていた。
身体洗わなきゃとか頭剃らなきゃとか考えつつも、素敵水平黄色仕様の胎内は心地よく、なかなかに出づらいのも必定。ポップな橙に目配せすれば、何やら見慣れないシミがある。日々気合を入れて風呂掃除している俺がそんなシミを残すはずがなく、カサカサ蠢くそのシミの触角を見つめた後に深く重い溜息。
素敵水平黄色仕様の一点に、黒いシミが蠢く。
しかし俺は今から浴槽を出て、この身体を清めなければならない。それは然るに黒いシミに近づく事をあらわしてもいるのだ。
攻撃−? 手に取ったシャワーを黒いシミに向けてはみるが、その後誰が黒いシミを処理するのだ? 俺には無理だ。
俺の中に蠢くのは、楽観でも達観でもなく諦観。
黒いシミを横目に身体を清め始めるが、落ち着いて洗えるわけもなく、ましてや頭を剃れるわけもなく−。
素敵水平黄色仕様の一点に、青い溜息が浮かんで消える。
−シャワーのお湯を出した瞬間だった。
黒いシミが動きを早める−それは危険な予兆の瞬間
黒いシミが向かってくる−それは恐怖の予兆の瞬間
黒いシミが宙に浮いた−それは絶望の現実の瞬間
俺は声にならない声を上げ、泡だらけの醜い裸体を翻して素敵水平黄色仕様の中に飛び込んでいた。
勢いよく飛び込んだ瞬間に浴槽に膝をぶつけのたうち回るのを、黒いシミはどう見ていたのだろう?
迷いまくって踊りまくって転げまわる不惑の姿が、淡い空間に映えていたー。
素敵水平黄色仕様の天井に、黒いシミは悪意を残す。
次の日の朝、淡い空間を覗き込んでみても黒いシミは何処にも発見出来なかった。
時の流れは早いもので、気がつけば不惑になっている。
四十にして迷わずなんて誰か吐いた言葉か?
迷いまくって踊りまくって転げまくってる。
こうして日々は繋がっていくのだ。
そして明日もまた「不・不惑」な日常が続いていく−。
時の流れは早いもので、気がつけば不惑になっている。
四十にして迷わずなんて誰か吐いた言葉か?
迷いまくって踊りまくって転げまくってる。
でもそれが決して嫌に感じられらいのは、諦観か楽観か傍観か−。
ブログらなかった1年ちょっと、それなりに我が家にも変化があったりもした。
良かれ悪しかれ日々のこと、シミジミと振り返ればそこに横たわるのは、諦観か楽観か傍観か−。
半年ほど前、我が家の風呂が大きく様変わりした。
俺とほぼ同じ歳の我が家。あちこちにボロは出るもので、その中でも湿気を多く含む風呂場ってのは痛みが酷いのは必定。これまで良く頑張ってくれたと思う。砕けたタイルを見るにあたり、傷ついた戦士のように感じられもした。冬になると天井から落ちてくる必殺の水滴爆弾も懐かしい。
親が改装決めた背景には、きっと迷いまくって踊りまくって転げまくった姿があった筈。
皺の少ない脳裏の片隅に、ヒビの入った浴槽という名の戦士の姿が刻まれる。
2週間の日々を費やし出来た新しき風呂場は、何やらポップに橙(だいだい)と黄色で埋め尽くされていた。浴槽だって今までのように箱型ではなく、脚も伸ばせて横たわれる素敵水平黄色仕様。
傷だらけの戦士は、こうして陽気なポップンベイベーに生まれ変わった。
素敵水平黄色仕様の一点に、黒いシミが横たわる。
いつものように俺は風呂場で醜い裸体を晒し、鼻歌交じりに素敵水平黄色仕様に身体を横たえていた。
身体洗わなきゃとか頭剃らなきゃとか考えつつも、素敵水平黄色仕様の胎内は心地よく、なかなかに出づらいのも必定。ポップな橙に目配せすれば、何やら見慣れないシミがある。日々気合を入れて風呂掃除している俺がそんなシミを残すはずがなく、カサカサ蠢くそのシミの触角を見つめた後に深く重い溜息。
素敵水平黄色仕様の一点に、黒いシミが蠢く。
しかし俺は今から浴槽を出て、この身体を清めなければならない。それは然るに黒いシミに近づく事をあらわしてもいるのだ。
攻撃−? 手に取ったシャワーを黒いシミに向けてはみるが、その後誰が黒いシミを処理するのだ? 俺には無理だ。
俺の中に蠢くのは、楽観でも達観でもなく諦観。
黒いシミを横目に身体を清め始めるが、落ち着いて洗えるわけもなく、ましてや頭を剃れるわけもなく−。
素敵水平黄色仕様の一点に、青い溜息が浮かんで消える。
−シャワーのお湯を出した瞬間だった。
黒いシミが動きを早める−それは危険な予兆の瞬間
黒いシミが向かってくる−それは恐怖の予兆の瞬間
黒いシミが宙に浮いた−それは絶望の現実の瞬間
俺は声にならない声を上げ、泡だらけの醜い裸体を翻して素敵水平黄色仕様の中に飛び込んでいた。
勢いよく飛び込んだ瞬間に浴槽に膝をぶつけのたうち回るのを、黒いシミはどう見ていたのだろう?
迷いまくって踊りまくって転げまわる不惑の姿が、淡い空間に映えていたー。
素敵水平黄色仕様の天井に、黒いシミは悪意を残す。
次の日の朝、淡い空間を覗き込んでみても黒いシミは何処にも発見出来なかった。
時の流れは早いもので、気がつけば不惑になっている。
四十にして迷わずなんて誰か吐いた言葉か?
迷いまくって踊りまくって転げまくってる。
こうして日々は繋がっていくのだ。
そして明日もまた「不・不惑」な日常が続いていく−。
コメント
今回はパスワードやら忘れてなかったすかw
黒いシミ…便所コオロギかと思ったけど、内地だからアレですか、ごきごき〜ですか
私も風呂場で超苦手アレに遭遇したことがあるけど、
見つけたからには排除しないとまた突然出てくるかもだし、
どっかで増えるかもしれんじゃないですか!
そっちのが怖いから叫びながら排水のふた開けてお湯攻撃で流しまくったわ…
思い出しても怖い_| ̄|○
ごきは飛ぶらしいからそれはイヤっすね(((((((((^^;
おひさ…ってのも変だよなw
そう、ゴキです。昔のお風呂なら叫びながらも排水溝に流してOKだったんだけど、今のお風呂、髪とかゴミが流れないような仕組みになっていて、当然ゴキもそこで止まる訳だ。故、手出し出来ずになむるのさ。
俺も竈馬(カマドウマ・便所蟋蟀)、死ぬほど嫌いですな。ゴキのほうがまだマシだ…(泣